ソラの気ままな日記帳

年子との日常と私の想いのままを書く日記です。

昔の話、未来の話


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こんばんは。

急に昔の事を思い出しまして。

凄く懐かしくなったので長くなるかと思いますが書きます。

淡々と書こうと思いますので、興味のない方は読まなくて大丈夫です。

 

単純に動物が好きで動物看護師になった私。

本当は獣医になりたかったけど、学力の努力が足りなすぎで断念。

でも諦められなかったので動物看護師へ。

そしてこのまま今の病院でずっと働いていこうと思っていました。

しかしある時

先生「ソラさんはまだ若いからもっといろんな経験積んでもいいんだよ?」

私「経験ですか?違う病院とか?」

先生「病院だけじゃなくてもっと他の職業とかでもいいんだけど、視野が狭くなっちゃうのが勿体ないなと思ってね。」

私「(視野か…)この病院の居心地が良すぎて、考えた事ありませんでした…。」

先生「あっ!クビとかそういう事じゃないよ!

むしろ外を見てきてもここが良いと思ったら、帰ってきてほしいし!」

私「そんな嬉しい事を言われたら、すぐ帰ってきますよ(笑)」

先生「うちはそれでもいいよ(笑)

自分の1番良い道を考えてみてね。」

実はこの時、少し迷っていたんです。

多分先生、気付いてたんでしょうね。

皮膚病の事をもっと深く知りたくてトリマーの勉強もしていて、ドッグショーの入り口に少し入って気付いたんです。

あれ?私のやりたい事ってなんだっけ?

ドッグショーに出る犬達って犬種によって爪を根本から切ったりするんです。

これが良いか悪いかという話ではないです。

私が耐えられなかっただけです。

私は看護がしたくて動物看護師になったのに、傷付ける立場になってる。

そう思った瞬間、自分の中で何かが崩れた気がしました。

この時期、師匠の先生とギクシャクし始めて、ペットショップを一緒に立ち上げようと土地も決めていたのに婚約者に浮気されて、精神的にボロボロだったのでこの助言で少し考える未来が変わりました。

 

余談ですが浮気の理由は私が仕事仕事で構ってくれなかったから、だそうです。

誰の為に勉強してると思ってるんだ?

と今なら言えます(笑)

当時はショックが大きくて、周りに沢山迷惑をかけました…。(主に親友)

少し時間はかかりましたが、しっかり別れられスッキリしました(笑)

 

まだ看護に未練があり、いろいろなセミナーで動物にも応用できる皮膚に対してのアプローチなんかも調べていたんですよ。

こんなに皮膚に対して熱心になっていたのは、私がアトピー待ちだったから。

そこで出会った方に言われた一言で私の未練が無くなりました。

先生「あなたの話を聞いているとね、

何も言えなかったあなたと

動物を重ねて見ているように見える。」

小さい頃からいろいろあったので、この言葉に驚きました。

先生「でも動物はそんなに弱くないから自分を重ねる必要はもう無いんじゃないかな?

自分の傷を癒すためじゃなくて本当にしたい事を探す時なのかもしれないよ?」

この瞬間、凄く恥ずかしくなりました。

私、そんな風に動物達を見てたのかって。

動物達に必要とされたいんじゃなくて私が必要だったんですね。

モヤモヤした心がスッキリした出来事でした。

動物が大好きなのは今でも変わらないですし、動物看護師の時の経験や感じた事は大切な私の一部です。

 

この出来事の後すぐに転職活動。

若い時の勢いって凄い(笑)

今しかできない事ってあるかな?と探していて見つけました。

正巫女募集

バイトではなく正社員です。

私「…次の仕事巫女さんってどう思う?」

母「巫女さんなんてよく見つけたね!

自分が見つけていいなって思うなら

いいんじゃない?」

私「うーん…とりあえず受けてみる。」

母にはドッグショーなどの事を含め、転職活動すると伝えると、辞めにくそうなら私を理由に使いなさい(笑)と言ってくれた人です。

今までの分野と全然違う未知の分野で気おくれしそうでしたがこの母の一言で決心。

そしてあっさり採用。

タイミングが良かったとしか思えない。

助言をしてくれた先生に

私「転職先決まりました。巫女になります。」

先生「巫女さん⁉︎思い切ったね(笑)」

私「本当はずっとここで働きたいです。

でも新しい事にも挑戦したくなりました。

それと爪を根本から切るのが嫌で。」

先生「ソラさんは看護の人だからね、

それは仕方ない事だよ。みんなには内緒で。」

私「ありがとうございます。

お世話になりました。

先生「またいつでも待ってるよ。」

ドッグショー経験者の方が数名いたので伏せていただいて感謝でした。

ここでの経験があったからこそ次でも頑張れたと今でも思います。

 

セミナーで出会った先生にも報告。

私「巫女さんとして働く事になりました。」

先生「なんだかしっくりくるね!」

私「…えっ⁉︎そうですか?私は真反対な人間な気がしますが…。」

先生「心の思いを表現する力があるから舞とか向いてそうだと思って。」

私「買い被りすぎです(笑)舞って?」

先生「自信を持ちましょう(笑)

お祭りの時とか舞ってるよ?」

私「勉強不足でした…。調べます。」

先生「動画とかあると思うから是非見てみるといいよ。これからを楽しんで。」

私「いろいろとありがとうございました。」

この舞というキーワードがなければ私はすぐに巫女を辞めていました。

 

そして巫女時代。

想像と全然違いました。

そしてすぐ挫けます。

向いてない、こんな忍耐なかったのか私と自分に嫌気が。

今までが好きな事=仕事だったので好きな事を見つけられていない仕事に対して、当たり前な状況でした。

そんな時に転機が。

先輩「2週間後、舞を舞ってもらうから。」

私「えっ⁉︎まだ見た事もないですけど⁉︎」

先輩「大丈夫。簡単な舞だから。」

ピンチです(笑)

とりあえずなんとか形になって初舞台。

緊張で震えましたが、先輩が合わせて下さり、無事終了。

舞はその人自身がとてもよく表れるので数人で舞う時は少しだけ舞の表現が変化する事も。

本当に短い舞だったのですが

とっても楽しかったのです。

ここから一気に舞が好きになりいろいろ勉強。

違う舞にも手を出してひたすら練習。

この時期が1番痩せてたな…(笑)

そしてもっと舞をしっかり練習できるように、違う神社へ。

ここでもいろいろありましたが割愛。

既に文章が長いので…。

 

次の神社では舞を教えてくれる先生が定期的に来てくれる事になり感謝感激でした。

舞を習い始めて少し経ってお稽古後に先生から呼び止められました。

先生「あなた本当に舞が好きなのね。」

私「はい!よくわかっていない部分も多いですけど…。」

先生「好きって気持ちが1番大切なのよ?

その気持ちがないと続けられないから。」

私「他のみんなも舞が好きなのでそれもあって楽しく続けられています。」

先生「他の人もそうだけど、あなたは目が違うからわかるわ。」

私「そんな怖い顔とかしてますか?」

先生「いやいや(笑)舞い始める瞬間の集中力が違うのよ。そのまま頑張ってね。」

この言葉、凄く嬉しかったです。

自分では呼吸を整える感じで舞っていたので、そういう風に見て下さり励みになりました。

 

ですがまた挫折するんです。

伊勢神宮で巫女の研修中の事。

というか伊勢神宮なんですよ、問題は。

以前にも訪れた事があったのですが凄く具合が悪くなってしまったんです。

この時はたまたまだと思ったんです。

写真で見る分には平気なんですよ。

しかしまた具合が悪くなりました。

心臓がバクバクして、泣きながら走り出したい衝動へ。

私、昔ここでなんかやらかしてるのか?

って考えが浮かびました。

ある特定の場所に強く反応しただけだったのでとりあえずふらふらしながら研修は無事終了。

とても悲しくなりました。

1番舞と縁がある場所だというのになんで…。

こんな気持ちのままお稽古の日に。

先生「研修どうだった?」

私「伊勢神宮に行くと具合が悪くなって…。」

先生「わかるわ!

私も相性の悪い神社があるのよ!」

私含む巫女達「⁉︎」

先生「私は熱田神宮なのよ(笑)

あそこ行くとイライラしちゃって。

奉納はきちんとするけどね!」

後輩「先生にもそんな事が…。」

先生「結構よくある事みたいよ?

他にも聞くし。気にしない方がいいわ。」

よくあるんだ…(笑)

ホッとしましたがこれがきっかけだったのか、舞が縁遠くなっていきます。

舞は続けたかったのですが、お弟子さん制度が私には乗り越えられないと気付きました。

後輩達に本装束を着て舞うきっかけを作れたのでそれで満足。

だからこれで良かったと思います。

 

衝動的に長々と書きましたが、再発見した事も沢山あったので満足です。

こんな風に好きに自分の道を歩めたのは、母のおかげです。

だからこそ私の子供達にも好きな人生が歩める選択肢を広げてあげたい。

何が必要かってやっぱり最低限のお金は必要だと思うんです。

社会人になると選択の自由って制限されやすいと思います。

その手前まではなるべく自由に選ばせて社会に出てからも選択する可能性を広げていける事に繋げられたらいい。

そんな願いを込めてブログを続けていこう、と思います。

この子達がどんな道に進んでいくのか、今からとても楽しみです。

 

読んでいただいてありがとうございました。

明日も良い1日になりますように。